松田宣浩と契約合意・現役ドラフトについて思うこと
はじめに
野球大好き、物心ついたときから巨人ファン。LeoSaki(旦那)です。
原監督が動画でほのめかした相手は、松田宣浩でしたね。原監督が動画でほのめかした時点で、何人かに絞られていましたし、一応、その中に松田宣浩も含まれていましたけれども。
また、現役ドラフトについてのルールが合意されたとのニュースが流れました。
松田宣浩と契約合意したこと
なんの意味があるのだろう、というのが正直な感想。
若手を 1 軍で試す機会を作った方がよくないか? 長野が戻ってきて右のベテランはもう十分だろう。来年は、長野、中島、松田のベテラン 3 選手をベンチで飼い殺すつもりなのか?
選手名 | 年齢 | 打席 | 打数 | 安打数 | 本塁打数 | 打率 | 長打率 | 出塁率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
長野久義 | 37 | 5664 | 5136 | 1445 | 157 | .281 | .429 | .343 |
松田宣浩 | 38 | 7562 | 6903 | 1831 | 301 | .265 | .464 | .318 |
中島宏之 | 39 | 7396 | 6562 | 1923 | 209 | .293 | .448 | .363 |
飛びぬけた成績ってこともない。むしろ、早くなかじーに 2000 本安打を達成させてあげて、勇退の道を用意してあげた方が良いのでは、という気もしてしまう。しかし、ファーストは中田、サードは岡本がいるわけであるし、なかなかスタメンは難しいだろう。
さて、松田宣浩も守備位置はファーストとサードとなるわけで、より一層、なんのために獲得したのか不明である。
そりゃ、終盤、代打で出てきて、本塁打を打って盛り上げてくれる役割を期待しているのだろう。しかし、そんな限られた機会で本塁打をポンポンと打ってくれる選手であるのならば、ソフトバンクも放出しないわけだし、ここ数年の成績を追っていけば、確実に力の衰えが見えてしまう。
原監督は、若手を育てる方針でやる、というわけではないのかな? まぁ、勝利至上主義の巨人において、2 年連続の B クラスというわけにはいかないのだろうから、なりふり構ってられない、ということなのか。にしても、意味がわからないよなぁ。
それとも、・・・次の項に移ります。
現役ドラフトについて
これがとてもわかりづらいうえに、非公開でやるらしいので、ファンが納得する結果となるのかは疑問である。
メジャーリーグにルール・ファイブ・ドラフトというのがある。
MLB 規約の第 5 条に規定されているから、こう呼ばれている。
マイナーリーグで最低4 ~ 5 年在籍した現役選手を対象に行われるドラフト。指名した選手が所属するチームに 10 万ドル支払う、というルールがある。獲得した選手は、翌年、シーズンを通して 25 人ロースターに登録しなければならないが、5 万ドルを支払えば元のチームに選手を変換することができる。
チームにとってデメリットがあまりないルールであり、選手にとってもチャンスを掴む可能性を秘めている。
さて、今年日本で実施される現役ドラフトはどのようなものか。
各チームは下記の除外選手以外から 2 名以上の選手を選出してその名簿を提出する
- FA権取得選手
- FA権を行使したことがある選手
- 育成選手
- 複数年契約の選手
- 前年のドラフト会議で指名された新人選手
- 年俸5000万円以上の選手
- 外国人選手
- 前年シーズン終了翌日以降のトレード獲得選手
- シーズン終了後に育成から支配下となった選手
全 12 球団が獲得したい選手を 1 名ずつあげる
もっとも多く指名数を獲得したチーム(仮にチーム A)が指名権を得る
チーム A が獲得したい選手を指名する
チーム A が指名した選手がいるチームが次の指名権を得る
同数の場合はウェーバー制、0 票の場合は逆ウェーバー制、一巡目終了後、二巡目は一巡目の逆順となる。
って、わかりづらすぎるやろ! これに、どういった損得を見出せばよいものか。指名権が欲しいから少しでも良い選手を出そう、ってなるだろうか。メジャーリーグに倣って、獲得したら翌年は必ず 1 年間 1 軍に置いておかないといけない、とか、ダメなら幾らで元のチームに戻すことができる、とか、そういったルールはないのか。(もちろん、今日現在 2022/11/13 以降に発表されるかもしれない)
2 名以上を選出する、というのは、結局のところ、チームが主導して選出しているわけだから、選手にはメリットがないように思う。また、非公開ということで、選手は、自身が知らないところで命運が左右される会議が開かれている状況となるわけだ。・・・あれ? 一般の企業とあまり変わらない気がしてきた。知らないところで上層部の会議によって、自分がやりたいところと全く異なる部署に飛ばされる、みたいな。
そして、除外選手ルールの年棒のところ。年棒 5000 万円以上の選手は除外となるが、年棒 5000 万円以上 1 億円未満の選手であれば、1 名に限り、選出していいらしい。
なかじーって年棒 5200 万円ってなっていたような。あ、でも、FA 権を行使したことがある選手か。って、海外 FA 権は含まれるんですか?
最後に
まずは、松田宣浩の獲得。一昔前であれば、とても大きなニュースとして騒がれていただろうけれど、昨今のプロ野球離れ、巨人離れもあってか、それほど大きなニュースにはならなかった。そして、ファンも複雑な気持ちで見ているというのが事実ではないだろうか。
長野が戻ってきたのは、うん、素直に嬉しい。しかし、今、長野が戻ってきたところで、使いどころを考えると最終的に 2 軍ってなりはしないか。それこそ、現役引退した内海がコーチとして戻ってきた、というほうが、現実味があった気がしてならない。
だからこそ、松田宣浩も、獲得したけど 2 軍で「熱男」と叫んでいる姿しか想像できないんだよなぁ。
次に、現役ドラフト。これ、ルールを把握できましたか? ゆっくり噛みしめて考えればわかるけれど、そんなルールを作っていては、プロ野球離れを加速させるだけだぜ?
どんな人にもわかりやすい透明性の高いルール。プロ野球に興味のない人に説明して、簡単に理解してもらえるようなルールを作って欲しい。もうね、口が悪いと批判されるのは覚悟のうえで言いますが、頭の悪い人たちが寄ってたかって国会で討論に使う用の作文をしているようなね、そんな感じにしか思えない。
小さな IT 会社に勤めていれば、現場の LeoSaki(旦那)にもお客様から説明を求められることが多い。IT 素人のお客様に理解してもらえるように説明できるかが、契約を続けていただけるかに直接繋がると思っている。若手には、そう指導している。
現役ドラフトのルールは控えめに言って 100 点満点中 0 点ですよ。
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